カンボジアの特徴
人々の性格は非常におおらかで、無邪気で笑顔がさわやかです。男性はマイペースの人が多く、女性は働き者というイメージです。まだまだ物資が乏しい国ですが、心は非常に豊かであると感じます。賃金の急上昇もあり、人々の暮らしも年々向上しています。特に首都プノンペンは建築ラッシュで、訪れる度に景色が変わっていて驚かされます。
どんな工場?
上海工場に次いで2番目の海外工場として、2011年2月に設立、同年7月から稼働。工場はベトナムの国境に近い場所なので、製品はコンテナでホーチミン港から日本に輸出しています。インフレーション・印刷・製袋・手加工など全工程を一貫して生産可能なフルラインで揃えています。手先が器用なカンボジアの従業員の特徴を生かし、お客様に安心して頂けるような工場を目指して、全員で頑張っていきたいと思います
現在の仕事について
小ロット多品種が多く、日本本社の営業から入った注文を、品質を守りつつ納期に間に合うよう製造する手配全般と工場管理全般が主な仕事です。停電のようなイレギュラーなことが頻繁に発生して思い通りにならないこともありますが、そんな時でも効率のいい生産方法を考えたり、知恵を絞って取り組んでいます。時には厳しく従業員を叱ることもありますが、仕事が一段落した後に懇親会を開いてフォローして、翌日からまた一緒に頑張ります。
仕事のやりがいと苦労
カンボジアでの仕事は、文化や感覚の違いで日本語の微妙なニュアンスを伝えることにとても苦労しています。日本人であれば不良と判断することがカンボジア人には理解できないことも多くあります。ですが、自分の仕事の経験や年齢に関係なく、「自分の発した言葉」「考え・指示」にすごく重みを感じて仕事ができています。失敗すれば怒られることもありますが、自分に任せてもらっている分、やりがいがあります。日々試行錯誤し、難易度の高い製品や、短納期の製品を納期通り完成させたときの喜びはその分大きく感じます。
一緒に働いているスタッフ
カンボジア人従業員は若い方が多く、80%以上が女性です。従業員とのコミュニケーションは3名の日本語スタッフを通じて行いますが、時にはジェスチャーや絵を描いて伝えることもあります。従業員は、自分がわからないことは自ら質問してきたりしてとても勉強熱心です。こちらから問題提起すると、自分で考えて答えを出してきます。丁寧に説明して毎日根気強く伝えれば、ほぼ完璧にできるようになります。一度理解した後は、安心して任せられます。